Web技術者の人で英語を身につけたいと思っている人は多いようです。でもわざわざ英語を勉強するだけのために本を読んだりビデオを見る時間は正直あまりないと思います。ここは発想を転換して普段の勉強・情報収集そのものを英語で行ってしまうのはどうでしょうか。
すでに基本的な文法・語彙を身につけた人であれば、その先の勉強は無味乾燥な英語教材ではなく実際に仕事に役に立つ内容で行う方が身につきやすいはずです。技術と英語の勉強が一度にできて時間的に一石二鳥なだけでなく、日本語の情報が少ない最新の話題にも触れることができるといううれしいおまけもあります。
自分が実際にこの1年ほど試して個人的に使えると思った教材・テクニックを挙げてみます。
本・電子書籍

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オライリーは言うまでもありませんが他の3つもいずれも欧米の著名技術系出版社でありebookが豊富で上記サイトから直接購入できます。オライリー以外は日本語訳が出ていないので肝心の本の内容のレベルについて心配かと思いますが、米アマゾンのレビューを見て評価の高いものを選べばほぼ間違いはありません。実際非常に評価の高い素晴らしい本がたくさんあります。
最近では新刊が紙とPDF版の両方で出ています。PDF版であれば紙の本より若干安い上にクレジットカード決済ですぐに読み始めることができます。また電子辞書と組み合わせれば面倒な単語の辞書引きがだいぶ楽になります。さらに、最初からPDF版を買えば面倒な自炊は必要はありません。
上記電子書籍は元々紙の本より安いのでそれだけでお得なのですがさらに安く手に入れるためには各出版社のTwitterの公式アカウントをフォローしてセール情報を手に入れましょう。約半額になります。
http://twitter.com/OReillyMedia
http://twitter.com/ManningBooks
動画・スクリーンキャスト
リスニングを鍛えるならデザイン/技術を扱った動画が良いでしょう。これまた英語圏には驚くほど豊富にコンテンツがあります。ナチュラルスピードの英語を聞くのは最初は抵抗があるかもしれませんが、意外と耳に入るものです。というのも話の内容がテクニカルなことなので、「何について話しているのか」が把握しやすいのです。これが普通の映画やドラマではこうはいきません。会話の背後のコンテクストを共有できているというのはとても有利な条件です。
iTunes U
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完全無料でアクセスしやすいのはいいのですが、音声が悪かったり内容が数年前のものだったりではっきりいって玉石混淆です。内容が充実していて話題が新しいものはスタンフォード大学提供のiPhoneプログラミング講座が挙げられます。
Doctype.tv
毎週火曜更新。無料。毎週一つずつWebデザインとwebプログラミングのトピックを提供。扱っている話題はかなり新しいです。内容をテキスト化したshow notesがあるので後でじっくりと内容を確認することもできます。
Think Vitamin Membership
Doctype.tvの有料版ともいうべきWebデザイナー/Webプログラマ向けスクリーンキャスト。出演者はDoctype.tvと同じ。メニューを見てもらえばわかりますがNode.jsやMongoDBなど内容が非常に先鋭的です。
lynda.com
技術/デザイン系のe-ラーニングでは老舗です。有料。内容は非常に多岐にわたっていて質も高い。特にAdobe系講座の充実度はすごい。CC(Closed Caption)表示があるコースは英語の字幕が表示できます。
サイトトップからなかなか見つけられないリンクなのですが、↓から申し込めばトライアルで7日間無料でコンテンツにアクセスできます。
http://www.lynda.com/promo/trial/Default.aspx?lpk35=197
ZendCasts
PHP/ZendFrameworkの話題を扱うスクリーンキャスト。無料。すでに2年以上続いていてコンテンツは豊富です。ソースコードがgooglecodeからDLできるようになっています。
KillerPHP
有料(一部無料)。ZendCastsの講師が出演している。
その他
電子書籍を読んでいて間違いを見つけたらサポートサイトに行って”Errata”(正誤表)に投稿しましょう。こうすれば「書く」能力も鍛えられます。
海外製のシェアウェアを使って不具合や要望がある場合どんどん文句を言いましょう。下手な英語であってもこちらは「お客様」なので丁重に扱ってもらえます。また、サポートサイトの英語のやりとりを読むのは非常に勉強になります。
普段使うソフトがもし表示を英語にできるのであればそうしてしまいましょう。たとえばEclipseやGmailなどは日本語化せずに英語のまま使うのはどうでしょうか。普段から英語の用語に慣れていれば英語のサポート情報やブログを見て情報収集がやりやすいという利点もあります。世界の技術情報の大半は英語で発信されているという事実を考えるとなかなか合理的です。
まとめ
英語のスクリーンキャストは最初かなり抵抗がありましたが、今ではごく普通に楽しめるようになりました。日本語ではこういう動画コンテンツが皆無に近いので本当に助かっています。
本については最近は購入する技術書がほとんど全部英語かつPDF版になりました。本棚でかさばらないという利点の他に、twitterの情報を利用してとにかく安く手に入れることができるので助かります。読み続けることで英語の技術書に対するハードルはだいぶ低くなりました。もちろん全部の情報が英語でOKというほど自分の英語力が高いわけではないので日本語の技術書も読みますが。
※それにしても日本の有名どころ技術系出版社が電子書籍化にまったくもって消極的なのは悲しいです。PDF版が充実しているオライリージャパンにしても本家のような電子書籍のセールをやってくれませんねえ。



